くらなび ふくい・くらしの研究所

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くらしの講座「人はなぜ騙される!? 心のすきまにご用心」を開催しました

10月3日(土)、「人はなぜ騙される!?心のすきまにご用心」と題し、立正大学 心理学部 対人・社会心理学科 教授 西田公昭先生に、リモート形式でご講演いただきました。

特殊詐欺や世間の変化や不安につけ込んで起こる便乗詐欺など、被害は後を絶ちません。なぜ人は騙されるのでしょうか。自分は絶対に騙されないと思っていても、人は騙されるようにできているそうです。「日常生活の中で人は信じて生きています。言葉巧みに騙されてしまうことは、誰にでも起こりうることです。騙されないためには過信せず、立ち止まり、警戒モードに切り替えること。」とお話いただきました。

騙されてしまう心理や、ヒヤリハットするべき怪しいサイン、詐欺対策の心構えまで、すぐに実行すべき大切なことを教えていただきました。詐欺被害に遭わないように一人ひとりが注意するのはもちろんのこと、社会全体で被害を減らすための防御的な環境をつくる対策も一層求められるとのことでした。そして、だましの手口に気づくためには、日頃からの訓練が必要だそうです。今すぐにできる警戒の仕方「さ・し・す・せ・そ」を教わりました。

さ…さっと 警戒モードに 切り替える
し…しっかり 相手と内容を確かめる
す…すぱっと 怪しさに 気づく
せ…せいいっぱい 誘惑や恐怖に 耐える
そ…そく 誰かに 相談する

参加者からもたくさんの感想をいただきました。
・自分は騙されないと思っていても、決して油断はできないと思った。
・詐欺師はうまく人間の心理をついてくる。騙されないよう自分を守ることが大切だと感じた。
・毎日「さ・し・す・せ・そ」をしっかりと意識していきたい。

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