くらなび ふくい・くらしの研究所

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くらしの基本セミナー 第10回まとめ「消費者市民社会の実現」

福井県主催 消費者教育担い手養成講座「くらしの基本セミナー」が9月より始まり、今回が第10回(最終回)となりました。まとめのテーマは「消費者市民社会の実現」です。講師は(一社)消費者市民社会をつくる会(ASCON) 代表理事 阿南 久先生です。
「つながろう、消費者市民社会!コロナ危機を乗り越えて安心して暮らせる地域づくりをともに」と題して、締めくくりの講義をしていただきました。私たちのくらしの現状や世界の状況、社会の課題などについて学び、これからの消費者市民社会を担う私たちはどんな力をつけたらよいのか、何ができるのかについて考え、消費者市民社会についての理解を深めました。
「コロナ感染症の蔓延とともに差別と孤立が拡大しました。地域の学びあい・ささえあいを回復し、社会と環境を考えた消費スタイルを実践しましょう。自分や家族や地域を守るため、思いやりの心でつながり、一人ひとりができることから行動しましょう。」とお話いただきました。
受講生の皆様から、たくさんの感想が寄せられました。
・コロナ禍の地域コミュニティーについて考える時が来ていると思った。
・自分が出来ることを考えながら、工夫した取り組みが必要だと思った。
・思いやりの心で家族や地域や社会とつながるという言葉に感動した。
・消費者には5つの責任があるということを知った。
・オンライン講座だったので、とても参加しやすく有意義だった。

【消費者団体との交流会】福井県消費生活研究会 会長 佐治 博子氏
一年を通しての活動内容についてご紹介いただきました。自主研究組織として月1回の定例会を持たれ、身近な問題を取り上げながら調査や商品テストなどを行っていらっしゃいます。会長ご自身も「くらしの基本セミナー」をきっかけに継続して学び続けていらっしゃいます。「学んだ知識をこれからの活動に一緒に生かしていきましょう。」とお話いただきました。

【閉講式】このセミナーに8回以上出席された受講生には、福井県消費生活センター 所長 中社 敏朗氏より修了証書が授与されました。本講座の目的は、10回の講座を通して、消費者として「自分ができることは何か」を考え、学び、発信することです。私たちを取り巻く環境は、刻々と変化しています。これからも、正しい新しい情報を取り入れながら継続して学び、実践していただけたらと思います。今年度はオンライン講座となりました。2ヵ月半にわたりご受講いただいた皆様、お疲れ様でした!

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