令和5年度 鯖江市食の安全安心講座
「出汁の文化を通じて SDGsについて学ぶ」
10月5日(木)、福井県立鯖江高校 普通科 スポーツ・健康福祉コースの2年生を対象に、鯖江市市民相談課主催 食の安全安心体験講座を開催しました。テーマは「出汁の文化を通じて SDGsについて学ぶ」です。講師は、天谷調理製菓専門学校 管理栄養士の吉田 明日香先生です。
私たちが、日々の食事で感じる「美味しさ」。「味」は舌で、「香り」や「見た目」は嗅覚と視覚で感じています。その他にも「食べる環境」や「BGM」など、五感を使って美味しいという判断をしています。今日は美味しさを決める一つの要素、日本が古くから大切にしてきた出汁の「うま味」を題材に、その文化とSDGsとのつながりについて教えていただきました。
日本の郷土料理は、各地域の産物を上手に活用して、風土にあった食べ物として作られ、SDGsの観点から世界に注目されています。地産地消は、SDGsの『つくる責任 つかう責任』に当てはまります。
学生の皆さんは、昆布だしやカツオだし、椎茸だしなどを試飲し、味やその香りを体感しました。また、だし殻を利用したきんぴらやポテトサラダ、ベジブロスで作ったミネストローネを試食し、食材を最後まで使い切るなど、身近なところから自分にできることは何かを考えました。
☆高校生の皆さんからたくさんの感想をいただきました。
■色々な出汁を飲み比べするという経験が出来て良かったです。
■食べ物を美味しいと感じるのは、味や匂いだけではなくて、
環境も関係しているということが分かりました。
■3種類のお料理を試食して、どれも美味しかったです。
■普段捨ててしまう部分に栄養がたくさんあることを知ったので、
使えるところは使って、捨てる部分を減らすようにしたいです。
■食品ロスは自分だけではなく周りの人にも伝えていこうと思いました。