令和5年度くらなび主催
「くらなびカレッジ」を開催しました!
公益社団法人ふくい・くらしの研究所の独自企画として、今年度から「くらなびカレッジ」を開設しました。本日は今年度4回目(最終回)のくらなびカレッジです。会場とオンラインを合わせて、約60名の方にご参加いただきました。
12月9日(土)、くらなびカレッジのテーマは『ムリなくできる健康寿命の伸ばし方』です。講師は、福井工業大学 スポーツ健康科学部 学部長 主任教授 戎 利光先生です。戎先生は、「食生活と健康」「健康と運動」「健康とストレス」等に関して、各地で講演活動を行われており、アメリカをはじめ海外でも講演の経験があるとのことです。
高齢社会が進む現代においては、いかに元気で過ごすことができるかが課題です。豊かな老後を迎えるため、また家族のためにもなる健康寿命の伸ばし方について、有酸素運動を規則的に実施することで体脂肪の減少や高血圧の予防につながること、中高年の運動実施の注意点、体脂肪率を測定できる生体インピーダンス法(身体が持っている電気抵抗)の仕組みなど、科学的な根拠に基づきながら解説されました。また、太る原因となる食べ方やストレスと肥満の関係についても触れ、運動や食生活、休養することなど、どれも大切にして規則正しい生活を送ることが、健康を増進するための対策であると話されました。健康寿命を伸ばすため、今日から始められる運動・食事のとり方などの対策を少しずつでも取り組んでいただくきっかけになればと思います。
受講者の皆さんから、たくさんの意見や感想をいただきました。
■食事・睡眠・運動などの日頃の当たり前のことをしっかりしていこうと思います。
■実験や研究に基づいた正確なデータに裏打ちされたお話で、安心できました。
■健康に過ごすための運動、特に有酸素運動や測定値についてよくわかりました。
■適度な運動と食事のバランスが大切だとわかり、自分に合った方法で行いたいです。
■細切れ運動、継続した運動のどちらも効果的であることが分かって良かったです。