7月6日土曜日、第27回ふくい・くらしの研究所通常総会を記念し、備え・防災アドバイザーの高荷智也さん(合同会社ソナエルワークス)をお招きした講演会「間違いだらけの防災対策」を開催しました。会場、オンライン合わせて94名の方にご受講いただきました。
高荷さんは、『備え・防災は日本のライフスタイル』をテーマに、死なないための環境作りと実践的なBCP(*企業などが、自然災害や感染症など緊急事態が発生した際、重要な事業を継続させること、もし中断しても可能な限り短い期間で復旧させるための方法や体制を示す計画)策定を、講演、書籍、コンサルティングなどで解説されている他、YouTubeで発信もされています。参加者の中には、前からYouTubeを見ていたという方もいらっしゃいました。
今年の年始に発生した令和6年能登半島地震をきっかけに、防災対策を見直した、初めて防災対策について考えた、とりあえず、非常持ち出し袋や防災セットを買ってみたという方も多いようです。ですが、本当に正しい防災なのでしょうか、という投げかけから始まります。
正しい防災は、つまり「死なないための環境作り」であること、そのための3つのポイントを、優先順位とその理由をわかりやすく解説していただきました。住宅の耐震、室内の安全対策や火災への備え、安全に避難するための準備と道具、備蓄しておくべき食糧や日用品など、90分の時間が足りないほど、ぎっしり詰まった内容でした。
おりしも、講座中、局地的な大雨となり、自然災害の危機と共に私達が暮らしていること、教わった内容が他の誰でもない自分がしなくてはならないことだと実感させられました。
*高荷さんの旅行支度はしっかり防災仕様でした。