福井県消費生活センター委託事業 消費生活セミナー「くらしの講座」が9月から始まりました。10月も今話題の様々なテーマで開催します。
くらしの講座 基礎編3回目は、10月5日(土)に開催しました。テーマは『相手は信用できる? デジタル広告を見抜く力』です。講師は、公益社団法人全国消費生活相談員協会の斉藤 千栄美様です。斉藤様は、消費生活相談員として約8千件の相談を受けてこられ、その経験をもとに、消費者トラブルの実例を挙げながら、その現状と対策について話されました。
広告とは、人々に関心を持たせ,購入させるために,有料の媒体を用いて商品の宣伝をすること。人の注意を引き付けることを目的としています。そのため、広告による誘因・勧誘は消費者の意思決定に与える影響が大きく、私たち消費者は、広告のウソとホントを見抜くことがとても重要になってきています。講師は、デジタル広告からのお試し購入がいつの間にか定期購入になっていて、返品や解約のできる条件が認識しづらい仕様になっている実例を紹介されました。トラブルを避けるためには「それ本当?」の疑問をたくさん持つこと。そして、デジタル広告を見抜く力とは、相手を疑う力であることを強調されました。もしインターネット通販などでのトラブルに巻き込まれてしまった場合、すぐに周りの人や行政の専門相談機関に相談することや、消費者ホットライン「188(いやや)」に連絡することを呼びかけられました。
参加者からもたくさんの感想をいただきました。
■実例を交えながらお話いただいたので、大変分かりやすかったです。
■スマホからの広告には気をつけたいと思いました。
■デジタル広告の注意点が良く分かりました。
■消費者として、騙されない意識を高めたいと思いました。