福井県消費生活センター委託事業 消費生活セミナー くらしの講座 発展編の1回目は、10月26日(土)に開催しました。テーマは『食事と買い物で未来の食を豊かにしよう!ふだん使いのSDGs』です。講師は、藤田まみ先生です。藤田先生は、小学校の教諭として働いていらっしゃいましたが、現在はライター&オンライン講師として、主にSDGsや教育に関する記事を執筆していらっしゃいます。社会とのつながりに悩んでいた 専業主婦時代。現状を変えたくて家事にSDGsを取り入れると、生活の楽しみが広がったそうです。現在は、自分・社会・環境を大切にするきっかけを作りたいという思いから、noteや電子書籍で情報を発信されています。本日は、食品ロスやフード・マイレージなどの視点から、食料自給率が低く輸入大国である日本の食料課題と、ふだんの食事や買い物でできるSDGsへの貢献についてご講義いただきました。
未来の食を豊かにする家事とは、私たちの生活の中での買い物や食事での選択を少し変えること。難しく考えることではなく、今までの食材を選ぶ決め手(値段や味や産地、量やメーカー)に「フード・マイレージは小さいか?」を加えて欲しいと話されました。フード・マイレージとは食料の輸送量×輸送距離のこと。フード・マイレージが高いと環境にかける負荷が大きくなります。講座の前半では「どうして日本の食料課題を考える必要があるのか」をわかりやすく解説され、後半では食材選び・料理・保存方法や片付けに至るまで、具体的なアクションを紹介されました。
参加者からたくさんの感想をいただきました。
■未来を豊かにするため、疑う・調べる・行動する、などを実行したいです。
■普段の生活で少し意識するだけでもSDGsに繋がることが分かりました。
■明日からと言わず、今日から少しずつでも意識していこうと思いました。
■日本がごみを燃やす為に使っているお金の多さに驚きました。
■毎日の家事の中で出来る事をしっかりと考えて行動していきたいです。
■「おに、米、大しゅき」をキーワードにします。