福井県消費生活センター委託事業 消費生活セミナー くらしの講座 発展編3回目は、11月16日に開催しました。テーマは、「2050カーボンニュートラルゲームを体験しよう!」です。講師は、CNファシリテーターの高井 健史様です。カーボンニュートラルとは、脱炭素の取り組みによって、実質CO2排出量をゼロにすることです。カーボンニュートラルの実現のためにできることをゲームを通して学びました。
私たちの世界では、一年間の平均気温の上昇による風水害や砂漠化、森林火災の増加、海水面の上昇などが起こっています。2050年までのカーボンニュートラル実現は世界で最も急務なミッションと言われています。福井県も一部の市町が2050年までに「二酸化炭素(CO₂)排出ゼロ」を表明しました。カーボンニュートラルの実現の難しさはどこにあるのか、実現のために私たちは何をどう考え、どう行動するかをゲームで体験しました。達成するために大切なことは温室効果ガスの蓄積量の増加を早期に止めることと、カーボンニュートラルの実現と経済成長を両立すること。参加者はゲーム体験を通して一人ひとりができる具体的な行動とは何かを考える機会となりました。
参加者から、以下の感想をいただきました。
■CO₂排出量と経済との両立を考える必要があると分かりました、
■ゲーム体験で何が効果的かを考える視点を持つことが出来ました。
■一個人としての行動が大切だと思いました。
■節電や食品ロス等、意識しながら取り組んでいきたいです。
【消費者団体の紹介】福井県消費生活研究会 会長 大澤 朋子氏
消費生活センター主催の消費者講座等の受講生が集まってできた自主研究グループです。毎月1回の定例会を持ち、毎年テーマを決めて学習会や実験、市販の商品比較テストを行い、商品選びのポイントについて情報提供されています。日々の生活の中で、ちょっとした疑問・問題意識や学びへの意欲を大切にしながら、賢い消費者を目指すとともに、身近な人達に広めることを目的として活動されています。新規メンバー募集中です。(連絡先:県消費生活センター 0776-22-1102)
【修了式】くらしの講座 発展編(3講座)の2講座以上に参加された方を対象に、福井県消費生活センター 所長 高比良 規美子氏より修了証書が授与されました。「学んだ知識を周りの人や地域の方々にお伝えし、消費者のためにご活躍ください。」とご挨拶いただきました。