12月5日(木)、今年度最終回のくらなびカレッジを開催しました。テーマは、『健康とストレスの深い関係』です。講師は、福井工業大学 スポーツ健康科学部 学部長 主任教授 戎 利光先生です。会場とオンラインを合わせて約85名の方にご参加いただきました。
ストレスが増えると自律神経系が乱れ、身体の様々な機能に影響を及ぼすことが知られています。具体的にどのような影響があるのか、健康を維持するには何を意識することが重要なのかを教えていただきました。
自律神経系は血液の循環や消化、呼吸器の調節をコントロールし、交感神経と副交感神経が相反する働きをします。ストレスを受けると交感神経が緊張し、体が興奮状態になり、血圧や心拍数の上昇を招きます。その結果、ストレスによる高血圧や胃潰瘍、不眠症などを引き起こすことがあります。一般的に、ストレスを溜めやすい人は「タイプA(頑張るタイプ)」の性格で、知らず知らずのうちに過度な努力によってストレスを受けることがあります。「タイプA」の人は、ストレスを感じていることを自覚し、適度な運動や入浴、趣味(自分の好きなこと)などで、心身をリラックスさせる時間を作ることが、ストレス解消に効果的だそうです。「ストレスを和らげるための工夫や、食習慣の見直し、適度な運動などを日常に取り入れながら、活動的な生活を送ることが心身の健康に繋がります。」と話されました。
受講者の皆さんから、たくさんの意見や感想をいただきました。
睡眠は、疲労回復に最も大事であることが分かりました。
体と心のリラックスが、ストレス解消に良いと分かりました。
ストレスなく過ごしていくためには、睡眠や食事が大切だと感じました。
□ 自分の趣味でストレス解消できると知り、好きなことを見つけたいです。