平成28年度 福井県消費生活センター主催 「わたしの選択とこれからのくらし くらしの基本セミナー(全10回講座)」第3回
日時:平成28年9月21日(水)10:00~12:00
場所:アオッサ6階 601C
3回目のテーマは「食品の選択〜食品の安全安心の理解に向けて〜」。
福井大学名誉教授(医学科)・仁愛大学名誉教授(健康栄養学科)の犬塚學先生を講師に迎え、「アクリルアミド」「加工肉・レッドミート」「トランス脂肪酸」「機能性表示食品」など、最近の食の安全をめぐる話題を中心に、食品の安全・安心の理解に向けての学習を行いました。
「食の安全」は、食品のリスク(健康影響)をデータに基づき科学的に分析し判定できますが、「食の安心」は人の心の問題で、安心のレベルは個人により異なります。もともと100%安全な食品はないということを心にとめて生活することや信頼できる情報を正しく理解することが必要と話されていました。
バランスのとれた食生活を心がけ、多種類の食品を摂取し、健康で安全な生活を送ることが大切で、リスク分散のためにも、特定のものだけを食べずに色々なものを食べましょうと教えていただきました。
最後に、各グループで意見を出し合って考える「アクティブラーニング」を行いました。健康食品の表示や残留農薬、食品添加物、デキストリン、濃縮還元ジュースなど、身のまわりの食品について疑問に思っていることなどを話し合いました。
今回の消費者団体紹介では、敦賀市消費者連絡協議会 副会長の増田正樹様にお越しいただき、賢い消費者・自立した消費者・力強く発信できる消費者を目指し、環境を中心とした様々な取り組みについてご紹介いただきました。
参加者のみなさんからの声(アンケートより抜粋)
- アクリルアミドやトランス脂肪酸についての理解が深まった。
- 食に関しての情報を自分で選んでいく必要があると思った。
- 食の安心のレベルは個人によって違うことを改めて認識した。