平成28年度 福井県安全環境部県民安全課主催 事業者と消費者をつなぐ交流事業「もっと知りたい!電力事業の見学」を開催しました
日時:平成28年11月28日(月)9:30~15:00
見学先:北陸電力㈱福井総合制御所・三国太陽光発電所・エコプランふくい市民共同発電所
2016年4月から電力の小売自由化が始まり、私たちが日常生活で使っている電気を消費者が選択して購入できるようになりました。 そこで、北陸電力㈱の福井総合制御所と三国太陽光発電所・エコプランふくいの市民共同発電所の施設見学を行いました。福井総合制御所では、まずその役割と電気の流れ・監視業務・運転体制等について説明をうけ、電力の送電の流れがリアルタイムでわかる系統監視版を見学しました。ここで、県内全域の送電線と変電所の設備、電気の流れが一括管理されています。この施設があるので、停電せずに安全に電気を使うことができるのです。
三国太陽光発電所・エコプランふくいの市民共同発電所では、太陽光パネルを目の当たりにし、再生可能エネルギーについての理解を深めました。北陸電力㈱の三国太陽光発電所はメガソーラーといわれる1000kw級の発電を行っており、250軒分の電力量に匹敵するそうです。エコプランふくいの市民共同発電所では、木製の架台を使い、循環型社会の構築にもつながっています。
発電所や変電所の見学を通じて、「電気はどのように作られ、どのように私たちの家庭まで送られてくるのか」また「私たちが電気を使うことで社会や環境に与える影響」などを学びました。
参加者の皆様からも、「多様性を認める社会になり、消費者のニーズも多様化している。その中でどんな社会にして行きたいのかを真剣に考えて伝える場が必要だと感じている。」「何でどうやって発電するかも大切だが、節電、使わないようにする気遣いも大事(価値がある)と思った。」などの感想をいただきました。
消費者も事業者の取り組みを正しく理解し、正しいことを行っている事業者を選択できるように日頃から関心を広げることが大切と感じました。