平成29年度 福井県消費生活センター主催
消費者教育担い手養成講座
「わたしの選択とこれからのくらし
くらしの基本セミナー(全10回)」
第4回「製品の安全」・ 消費者団体との交流会
日時:平成29年9月27日(水)10:00~12:00
場所:アオッサ7階 706
福井県主催 消費者教育担い手養成講座「くらしの基本セミナー」が始まりました。
第4回のテーマは、「製品の安全」。
第4回は、公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会 中部支部 消費生活アドバイザー 平田 裕子氏を講師にお迎えして、「身の回りにひそむ危険!製品事故の防止策」と題して、お話いただきました。
私たちにとって身の回りの安全とは何でしょうか。今日は、実際に起こった製品事故の事例をもとに、事故の原因と防止策についてご講義いただきました。
まず3つのグループに分かれ、安全についての理解を深めるため、資料の中の「ここは危ない!」というところにシールをはり、危ない探しゲームをしました。台所やお風呂、寝室やリビング、探すとたくさんの危険が私たちの身の回りに隠れていました。
平成27年の重大事故の原因の1割近くは、私たち消費者の誤使用や不注意で起きています。私たちにできることはこれらを減らすことで、様々な事例をもとに製品の正しい使い方について考えました。また、製品を長く使うことは事故につながることもあるということを学びました。新聞の社告やチラシ、テレビのニュース、消費者庁のHPなど、リコール情報をチェックすることや、もし製品事故にあってしまったら、消費者ほっとライン(188)に電話することなども教えていただきました。
最後に、3つそれぞれのグループが企業、行政、消費者の立場になって事故の防止策について考え、話し合いました。「企業は安全に注意した設計をする」「行政は安全のためのルールをつくる」「消費者は正しい使い方をする」など活発な意見交換がなされました。
今日のまとめとして、消費者の心構え①安全を考えて選ぶ、②取り扱い説明書をよく読む、③点検して万全な状態で使う など8つの項目を皆で唱和し、学んだことを忘れないようにしっかりと心の中に刻み込みました。
参加者のみなさんからの声(アンケートより抜粋)
- 消費者として製品の取り扱いに気をつけようと思った。
- 事故はいつ起こるかわからない。学んだことを参考にしたい。
- 自宅の長年使っている電気器具などを注意してみる。
- グループで考え、発表することで学ぶことが多かった。
- 受講生同士の交流が深まり、とても楽しい講座だった。
- 身の回りの危険をより早く気が付くよう身につけていきたい。
【消費者団体との交流会】 勝山市消費者団体連絡協議会 会長 山場 眞理子 氏
山場会長にお越しいただき、マイバック運動やごみ減量化などの環境保全に関する取り組み、環境に優しい石鹸の購入、くらしに関する学習会や意見交換会、悪質商法被害防止キャンペーンなど、地域に寄り添いながら継続してこられた様々な活動についてお話いただきました。また、子ども達へのエコ活動として行っているパネルシアターやエコかるたを実際にお持ちいただき、受講生の皆さんにご紹介いただきました。会長より、「一人でも多くの方に団体のことを知っていただいくことが大事だと思っています。勝山市に来られた時には窓口である消費者センターにお立ち寄りください。」との呼びかけがありました。地域のために地道に活動されている様子をお話しいただき、受講生との交流をはかることができました。