9月26日(水)、「わたくしの選択とこれからのくらし くらしの基本セミナー」の第3回が開催されました。
テーマは「食の安全」です。講師には至学館大学教授の小塚諭先生をお招きしました。
食品は自分自身で選ぶものだからこそ、情報を見極めて判断しなければなりません。誤った情報に惑わされず、自信をもって食品を選択するためには、食についての正しい知識と、食品表示から情報を読み解く力を身につけることが大切です。本講座では「食の安全に不安を感じている要因」や「新しい食品表示のルール」など、知っておきたい食の問題ついてクイズ形式で学び、グループで考え、発表しました。
また、賞味期限や消費期限をきちんと理解することは、食品ロスの削減につながります。
国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)は、世界一人当たりの食品ロスの量を半減することをターゲットの一つとして掲げており、食品表示の理解を深めることも、いつの間にか地域や社会に配慮した消費行動(エシカル消費)につながっていることを実感することができました。自立した消費者のひとりとして食を選択し、声を上げ、行動していくことが、ますます重要になってきています。
受講生からは「食事は毎日のことなので、表示の見方を知ることは、自分で安全な食生活を守ることにつながる。」「実際に食品の表示を見ながら学べたので、新しいルールについての理解が深まった。」「先生の講義はわかりやすかった。もっともっとお話を聞きたかった。」などの感想をいただきました。