10月10日(水)、「わたくしの選択とこれからのくらし くらしの基本セミナー」の第5回が開催されました。
テーマは「命を守る防災」です。危機管理アドバイザーの国崎信江氏を講師にお迎えして、「家庭でできる防災対策 自分を・大切な人を守るために」と題して、お話をしていただきました。
福井での雪害に始まり、4月は中国地方での地震、6月大阪北部地震から7月西日本豪雨、台風21号、24号、北海道地震と、近年これほど大災害が相次ぐことはありませんでした。今後も災害は減ることはなく、被災する確率は上がると考えられます。災害は、よその地域で起こっているひとごとではなく、今とても身近なところにあります。
★まずは自分の住んでいる自治体のハザードマップで、地震の揺れやすさや液状化、土砂崩れなど、危険な箇所を必ず確認すること。
★自然災害共済に加入し、自立再建を目指すこと。
★生活に根付かせる家庭防災の向上と普及のために、女性が防災に関わり「自宅を安全にする!家にいてさえくれれば家族は大丈夫!」そう思える環境を作ること。
★毎日の暮らしに防災の意識を継続させながら室内を安全にするコツコツ防災
『必ず災害に遭う』という前提で、命と財産を守るために備えること、そのために必要な心構えを実践的に学びました。
また、「鯖江市くらしをよくする会」の水野豊美子会長にお越しいただき、子供向け消費者教育(手作りのカードを使って学ぶエシカル消費に取り組もう!)や防災講座についてのお話などを伺いました。ひとりでもかしこい消費者を増やしていけるようにと、幅広い世代の意識向上に繋がる取り組みを実践されています。参加者からの質問もあり、交流をはかることができました。