日時:平成30年11月7日(水)10:00~12:00
場所:アオッサ7階 706号室
第9回のテーマは、「持続可能な社会」です。
金沢工業大学 情報フロンティア学部「SDGs Global Youth Innovators」代表 島田高行氏とそのグループの皆様を講師に「未来につなげよう!17の約束(SDGs)小さな一歩が世界を変える」と題し、SDGsオリジナルのアクションカードゲーム「Ⅹ(クロス)」を通してご講義いただきました。
SDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)とは、国連において加盟国が合意をし、全世界が取り組むべき課題として採択された目標です。途上国を中心とした社会課題の解決のみならず、先進国・途上国共通の社会課題の解決について、2030年までに達成すべき17の目標が設定されており、世界中すべての人々がめざすべきゴールとなっています。
SDGsには、3つのキーワードがあります。「地球規模」での視点であること。「誰一人取り残さない」社会の実現。2030年のありたい姿に目標を設定し、そこから振り返って現在すべきことを考える「バックキャスト」。どのような未来にしたいのかをまず考え、今やるべきことは何なのかを考えて行動に移すことと教えていただきました。
受講生達はグループに分かれ、SDGsオリジナルアクションカードゲーム「Ⅹ(クロス)」を体験しました。カードに書かれた問題を解決するため、カードのイメージを膨らませながら、解決の糸口となる意見を出し合い、楽しみながらもしっかりとSDGsについての理解を深めることができました。
島田氏より、「私たちの理念は、私たちの未来を救うために、他人に任すのではなく、自分たちで解決していくこと。カードゲームを使って皆さんに理解していただき、アクションを起こしてもらう。そして日本だけではなくて、世界に発信してアクションが増えることを願っています。」とお話いただきました。
消費者団体との交流会では、南越前町消費者グループ連絡協議会 笛吹景子副会長にお越しいただきました。消費者被害防止のため、町内の各集落での紙芝居や寸劇などの出前講座や、消費者教育のため、児童館での紙芝居やカルタなどの啓発活動などを行っていらっしゃいます。また、エコバッグを製作して全会員へ配布したり、エコキャップ回収運動を行う等、環境問題にも積極的に取り組み、消費者意識の向上や消費者保護に関する取り組みを実施されています。「地域の若い方も参加しやすいように考えながら取り組んでいます。」とおっしゃっていました。