平成30年11月21日(水)「くらしの基本セミナー」の最終回を開催しました。
福井県主催 消費者教育担い手養成講座「くらしの基本セミナー」が9月より始まり、第10回のこの日が最終回となります。テーマは「まとめ・消費者市民社会に向けて」です。
これまでの講座の振り返りを行った後、(一社)消費者市民社会をつくる会(ASCON) 代表理事 阿南 久氏を講師にお迎えして、「つながろう、消費者市民社会!安心して暮らせる地域づくりを共に」と題して、締めくくりの講義をしていただきました。
消費者市民社会の形成やSDGsに関する取り組み、消費者問題の概況、消費者の権利保護施策の強化・推進などについてご講義いただきました。私たち消費者が安心して安全で豊かに暮らすことができる社会の実現のためには「消費者力」を高め、まわりの人や地域や世界のことを考えられる「消費者市民力」をつけること。また、持続可能な開発目標(SDGs)について知り、私たちの暮し方について考え、今後の消費活動に「エシカル消費」の観点を加えることなど、私たちにできることはたくさんありますと教えていただきました。講演会の最後には、「子どもを事故から守る!プロジェクト」のテーマソング「おしえてね アブナイカモ」ダンスを阿南先生とともに踊り、受講生の笑顔と大きな拍手とで盛り上りました。
消費者団体との交流会では、福井県消費生活研究会の東芳枝会長にお越しいただき、一年を通しての活動内容についてご紹介いただきました。自主研究組織として月1回の定例会を持たれ、身近な問題を取り上げながら調査や商品テストなどを行っているそうです。「今回学んだことをきっかけに、楽しく話し合いながら会を進めていきましょう。」とお話いただきました。
このセミナーに8回以上出席された受講生には、福井県消費生活センターより修了証書が手渡されました。本講座の目的は、10回の講座を通して、消費者として「自分ができることは何か」を考え、学び、発信すること。今回の講座で学んだことを今後のくらしに生かし、ぜひ発信していってほしいと思います。受講生の皆様、お疲れさまでした。