令和元年度 福井県消費生活センター主催 消費者教育担い手養成講座「わたしの選択とこれからのくらし くらしの基本セミナー(全10回)」が、9月3日(火)に開講しました。消費生活について知識を広め、周囲にも伝えられる消費者教育のリーダー育成をめざします。これから毎週火曜日の午前中、アオッサにて行います。
開講式では、福井県消費生活センター所長 中社 敏朗氏にご挨拶いただきました。「消費者として自分ができることは何かを考えながら、消費生活に関する必要な知識を身につけ、消費者教育の担い手となり、まわりの方々に正しい消費者知識をお裾分けしてください。」とお言葉をいただきました。
第1回のテーマは、『消費者市民社会』です。
講師は、福井県安全環境部 県民安全課 主事 森石 顕氏です。「私たち消費者がより良い地域や社会をつくるために何ができるのか」をテーマに、一人ひとりの日常の行動やその理由について話し合いました。普段の生活で考えていることや自分が大切にしたいことをグループで共有し、日々の消費行動から他者への影響を考えて生活する消費者市民社会について考えました。また、私たち消費者の行動が事業者にどのように影響するのか、消費者と事業者との間で行政はどのような役割を果たしているのかについて学びました。
最後に本講座での意識の変化などを踏まえて、振り返りを行いました。受講者の皆さんからは、「個人の意識を少し変える事がより良い社会に繋がっていくことが分かった」「消費者の一員として、これまでよりも環境・地域・社会への影響について考えたい。」などの感想が寄せられました。普段からしていることを考えて深めることが『消費者市民社会』の形成につながっていくと実感し、ご自身がどのように関わっていくか、具体的なイメージを思い描くことができたようです。
【消費者団体との交流会】 福井市くらしの会 会長 田村 洋子 氏
福井市くらしの会では、持続可能な社会の形成と安全安心なくらしのため、人や環境や地域に優しい講演会など消費者意識の向上を図る取り組みを実践されています。
田村会長より「私たちの身近なところで、今私たちに何ができるかという事をしっかりと勉強して地域に帰って、仲間づくりをして活動を広げてください。豊かに安心して暮らしていける環境づくりが、これからの私達の果たす役目だと思います。勉強し続けていく、周りに伝えていく、より良い暮らしに変えていく、活動していくことが大事です。」とお話いただきました。