9月10日(火)、第2回は『食の安全とリスク』です。
講師は、福井大学名誉教授(医学科)・仁愛大学名誉教授(健康栄養学科)犬塚 學氏です。「安全なのに安心できない?!食のリスクや不安を軽減するには?」をテーマに、食品添加物、アクリルアミド、遺伝子組み換えやゲノム編集食品など、食の安全やリスクについて学びました。
講師は、「あふれる食の情報に過敏に反応するのではなく、正しい情報は何かを見極めること。食品の安全の問題は、安全基準のしくみや科学的なデータを基に理解すること。」と注意を促されました。またグループごとに、食の問題について最近気になったことや疑問に思ったこと等を書き出し、話し合ったことについて発表する「アクティブラーニング」も行いました。
受講者の皆さんからは、「添加物にはADI(1日摂取許容量)が設定してあることを知った。これからは安心して商品を購入したい。」「トクホと機能性表示食品の違いがわかった。」「食中毒や健康食品、ゲノム編集食品などの新しい情報を知ることができ、食の安全とリスクについての理解が深まった。」などの感想が寄せられました。
【消費者団体との交流会】敦賀市消費者連絡協議会 副会長 増田 正樹氏
敦賀市消費者連絡協議会では、消費者相互の連携を密にし、消費者の知識を高め、消費者の立場を向上させることを目的として活動されています。
増田副会長より「知識を深めることで、消費者としての意欲が高まります。何かをやりたいと思ったときが、その時です。消費者の立場を向上させる活動に関心を持ってください。一人ではできないことも、仲間がいればできます。」との呼びかけがありました。