9月17日(火)、第3回のテーマは『情報とモラル』です。
講師は、仁愛大学 人間学部 コミュニケーション学科 安彦 智史先生です。「身近な問題!ソーシャルメディアトラブル」と題してご講義いただきました。安彦先生のゼミでは、福井県警察本部と連携しながら、サイバー防犯ボランティアに取り組まれています。今日は、サイバー防犯ボランティアとして活動されている学生の皆さんにもご参加いただき、先生のアシスタントとして受講生の各グループに入っていただきました。
情報媒体として今注目のソーシャルメディア。何が問題になっているのか、ソーシャルメディアトラブルを起こさないためには何が必要なのか、講義とグループワークを交えながら、一人ひとりの考えやその理由について話し合い、SNS炎上を防ぐ対策やその心構えについて学びました。
講師は、「人間は、平安時代から文や日記、和歌など、ソーシャル・ネットワーキング・サービスと同じようなことをしていた経緯があり、もともとコミュニケーションが好きな生き物。SNSを怖いものだと決め付けずにマナーやモラルを守り、どうすれば楽しくコミュニケーションをとれるのかを考えることが大切。」と呼びかけられました。
受講者の皆さんからは、「メディアの情報に惑わされないように心がけ、真偽の目を持ちたい。」「日常欠かせないソーシャルメディア。マナーやモラルなどの責任を持って発信する。」「アシスタントの学生さんのおかげで質問もでき、より理解が深まった。」などの感想が寄せられました。
【消費者団体との交流会】
坂井市消費者団体連絡協議会 会長 野田 美智子氏
同団体の一年を通しての活動やこれからの活動目標についてお話いただきました。行政からの助成金や補助金を貰わず、「少ない資金で思いは地球規模、取り組みは足下から」をモットーに、他の団体との連携を大事にしながら活動されています。
野田会長より「学習をしてそれを知識として自分が持つのではなく、他のひとにおすそわけをする。人に伝えることで初めて自分の知識になる。」とのお話がありました。