9月24日(火)、第4回のテーマは『薬と健康』です。
講師は、一般社団法人日本食品安全協会 副理事長の平野和行先生です。「健康食品で病気は治らない!薬との違い 正しい理解を」と題して、ご講義いただきました。
医薬品は、病気の治療または予防の目的で使われるものです。健康食品は、医薬品のような効きめを期待して病気の治療や予防のために使用するものではありません。今日は、医薬品についての知識を深め、健康食品と医薬品の違いを正しく理解しました。
医薬品と食品の相互作用についてもお話いただきました。相互作用により、医薬品の作用が増強すれば、効果が強く出過ぎたり、副作用が発生しやすくなります。また、医薬品の作用が減弱すれば、十分な効果が得られないなどの不都合が生じます。医薬品との相互作用を避けるためには、治療を行っている医師や処方された医薬品を調剤する薬剤師に確認をする必要があります。
受講者の皆さんからは、「健康食品と薬の併用は避けなければならない。病気にならないための生活習慣を見直し、正しい知識を得るように意識したい。」「食品と医薬品は異なる事がわかった。健康維持の基本は栄養バランスのとれた食事、適度な運動、十分な休養であることを改めて実感した。」などの感想が寄せられました。
【消費者団体との交流会】 公益社団法人ふくい・くらしの研究所 専務理事 高井 健史
同団体の一年を通しての活動についてご紹介しました。同団体は食・環境・消費生活など様々な分野で、地域にお役立ちできる講座や活動をしています。
「くらなび」とは、ふくい・くらしの研究所の愛称です。これからもくらなびが主催する講座や体験活動にぜひご参加ください。ご興味のある方は、是非くらなび会員にご登録ください。