くらなび ふくい・くらしの研究所

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「くらしの基本セミナー」 第9回

11月2日(土)、第9回のテーマは、「商品の選択」です。

本日は「目指そう!かしこい消費者 こんなコトが起こると暮らしが 危ない?!」と題して、公正取引委員会事務総局 中国四国近畿事務所 取引課 赤石様と井上様に講師としてお越しいただき、「独占禁止法」と「景品表示法」の目的と規制内容について、身近に起こった違反事例をもとにお話しいただきました。

「独占禁止法」は、私たちが安くて良い商品を選択できることに大きく関わっています。また、不当な表示や過大な景品類の提供を厳しく規制する「景品表示法」は、適正に商品・サービスを選択できる環境を守っています。これらの法律を所管しているのは現在消費者庁ですが、公正取引委員会が調査を委任され、市場経済の基本ルールが守られるように違法行為を取り締まり監視しています。

市場における競争が、なぜ消費者の利益につながるのか、その理由について「シュミレーションゲーム」を通して学びました。市場における競争があるがゆえにより良いものをより安く買うことができます。カルテルや私的独占などの行為は、競争がない市場となり、消費者のメリットが失われます。

広告で強調されている表示は、例外条件や制約条件が広告のどこかに記載されていないかの意識を向けることや、Web広告は最後の画面をスクロールして画面下の注意事項をよく読むことなど、日常生活での注意ポイントを教えていただきました。

受講生からは、「表示価格を見るときは、惑わされないように賢い消費者でありたい。」「独占禁止法や景品表示法、公正競争規約など難しいと思っていたことが、身近なことだとわかった。」などの感想が寄せられました。

【消費者団体との交流会】南越前町消費者グループ連絡協議会 笛吹景子会長

町内の各集落での紙芝居や寸劇など、消費者被害防止のため出前講座や、児童館での紙芝居やカルタなどの啓発活動を開催されています。また、エコバッグを製作して全会員へ配布したり、エコキャップ回収運動を行うなど、環境問題にも積極的に取り組み、消費者意識の向上や消費者保護に関する取り組みを実施されています。「私たちは、“楽しく笑顔で集まろう”をモットーに活動しています。笑顔は心の美容液です。」と話されました。

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