令和2年度 福井県消費生活センター委託事業 消費者教育担い手養成講座「わたしの選択とこれからのくらし くらしの基本セミナー(全10回)」が、9月8日(火)に開講しました。消費生活についての知識を広め、周囲にも伝えられる消費者教育のリーダー育成をめざします。これから毎週火曜日の午前中にオンラインで行います。
開講式では、福井県消費生活センター 中社 敏朗所長にご挨拶いただきました。「消費者として自分ができることは何かを考えながら、消費生活に関する必要な知識を身につけ、その成果を消費者教育の担い手として発信してください。」とお言葉をいただきました。
第1回のテーマは、『消費者市民社会』です。
講師は、福井県安全環境部 県民安全課 企画主査 堀 晃輔氏です。私たち消費者が、より良い地域や社会をつくるために何ができるのか、消費者一人ひとりの消費行動が他者や社会に与える影響やエシカル消費について教えていただきました。また、私たち消費者の行動が事業者にどのように影響するのか、消費者と事業者との間で行政はどのような役割を果たしているのかについてお話いただきました。
受講者の皆さんから、たくさんの感想が寄せられました。
・自分はどのようなことを意識して買い物しているのかを思い巡らすことができた。
・これからの自分の消費行動に活かしていきたい。
・今日の講義を聞いて、中高年だけでなく、子どもの頃からの消費者教育が大切だと思った。
【消費者団体との交流会】 福井市くらしの会 会長 田村 洋子 氏
福井市くらしの会では、持続可能な社会の形成と安全安心なくらしのため、消費者意識の向上を図る取り組みを実践されています。
「私たち消費者に今何ができるかという事をしっかりと勉強し、地域で広めてください。消費者一人ひとりの力を合わせると社会を動かすことができます。自分の行動が、豊かに安心して暮らしていける環境づくりに繋がっていきます。疑問や問題意識を持って、より良いくらしに変えていくこと、活動していくことが大切です。皆さんに期待しています。」と、田村会長より励ましの言葉をいただきました。